ハードディスク復旧

ハードディスク復旧1件あたりの平均作業日数
13.84時間(2日以内)
ご依頼の9割以上が機械的に故障したハードディスクです。多くの法人様、パソコン修理会社様にもご利用いただいています。復旧不可案件もご相談ください。

HDDの電源が入らない・全く動かない

HDDの電源が入らない・全く動かないような障害の原因は3つです。

  • 基板の損傷
  • ヘッドの癒着(スティクション)
  • モーター不良
>HDD(ハードディスク)を認識しない原因
1.基板の損傷
電源を提供する基板が故障してはHDDの電源が入りません。高い場所からの落下などの強い衝撃や経年劣化で、基板が物理的に損傷している可能性があります。
2.ヘッドの癒着(スティクション)
データを読み込むHDD内のヘッドがデータを記憶する円盤部分のプラッタに接着していると、HDDが正常に動かない事態が生じます。急に電源を切ったりすることでヘッドがプラッタ上に止まってしまい、摩擦で回転を始められない状態になっています。
3.モーター不良
モーター不良が原因で、HDDの電源が入らない・動かない場合もあります。ただ、落としたりしなければほとんどモーターは壊れません。モーター不良の場合は異音で障害に気がつくことも多いです。電源を入れ続けることで障害が悪化する恐れもあるため、使用を注意しLIVEDATAまでご相談ください。

電源が入らない・動かない
HDDの復旧方法

HDDの電源が入らない・動かない原因は、通電した時の音で、ある程度判断することもできます。本当に無音の場合、基板損傷が疑われます。電源を入れた時に電子音のようなものがかすかに聞こえる場合、ヘッドの癒着が考えられます。その他、かなり音が大きい場合や、ガガッというような音がした場合はモーター不良の可能性が高いです。ただ、どの場合も物理障害であるため、お客様が復旧するのは難しい障害です。

1基板を交換する

基板を交換する

基板交換から電源が入るか切り分けを行う
まずは基板の交換を行います。通常は基板交換をしても正常な認識はできませんが、電源が入って回転するかどうかを確かめることができます。基板を交換して回転するようなら、基板上のROMを交換して復旧できる可能性が高いです。基板を交換しても回転しない場合、ヘッドの癒着などを疑い、次のステップに進みます。

2ディスク分解

ディスク分解

ヘッドが正常な位置にあるかの確認
2.5インチのHDDや、最近の3.5インチのHDDはメーカーにもよりますが、ヘッドがプラッタ上から外れ、外に止まっていることが多いのが特徴です。分解した結果、このヘッドがプラッタ上に落ちていれば、電源が入らない障害の原因はヘッドの癒着(スティクション)となり、ヘッド交換を行います。プラッタを傷つけないようにヘッドを交換するのも難しい作業です。

3モーターの確認も一緒に

モーターの確認も一緒に

モーターを回転させて動くか確認
モーターは落としたり強い衝撃が加わってロックしてしまった場合、がちがちに固まって回転しません。ヘッド交換時にもプラッタを回転させる場合がありますが、この時モーターを手で回してみて、回るようであればモーター不良は考えずに、ヘッドの癒着のみと判断します。落とした場合は両方の症状が発生する可能性があるので注意が必要です。

4イメージコピー

イメージコピー

認識できたら、イメージを取得
基板損傷のみであれば、データコードに大きな損傷は発生していないと考えられますが、ヘッドの癒着などは、ヘッドが落ちたプラッタの位置には必ずメディア損傷が発生するので、その領域をスキップさせて他のデータを取得します。メディア損傷部分を読むとヘッドが故障するので、そこはスキップするか、最後に取得します。

イメージ取得

5データ抽出

データ抽出

まったく動かないのは復旧率のよい障害
HDDがまったく動かない障害は、お客様が電源を入れることもできず、故障した状態そのままを維持できるため、状態悪化が無い分、他の障害よりも高い復旧率を出すことができます。何が損傷しているのか分からない程度の損傷率で、データを復旧することができるので、諦めずにLIVEDATAまでご相談ください。

6HDDの電源が入らない・動かないときの注意点

データ抽出

HDDの復旧率を上げるためにも大切な点ですので、注意してください。
・再起動を繰り返さない
・強い衝撃を与えない
・フォーマットしない

1.再起動を繰り返さない

HDDの電源が入らない・動かない状態に見舞われた場合、再起動を繰り返したくなるかもしれません。
ですが、HDDの再起動はそれだけで機械に大きな負担がかかります。
ただでさえ故障してる部分を悪化させてしまうリスクがあり、データ復旧が困難になる恐れもあります。

2.強い衝撃を与えない

HDDが動かないからといって、強い衝撃を与えることは避けましょう。
古い電化製品やリモコンなどが叩くと直るといったこともありますが、直っても一時的です。
ましてや精密機器であるHDDは衝撃や振動に弱いため、電源が入らない・動かなくても強い衝撃は与えないでください。
トラブルが拡大し、複数の障害を招く危険性があります。

3.フォーマットしない

HDD内の大切なデータを守りたいなら、フォーマットは控えましょう。
障害が発生したHDDをPCに読み込んだ際「フォーマットしますか?」とエラー表示が出る場合があります。
ここでフォーマットをしてしまうと、HDDは再び使用できるようになる可能性はありますが、既存データが初期化され、復旧できたはずのデータが戻せなくなる危険性もあります。
エラーメッセージが表示されても、フォーマットは避けてください。

データ復旧は ワンチャンス!
診断依頼前に見極めを

初期診断時の注意

ハードディスクは精密機械です。パーツの交換などをしていない状態であっても、一度
分解することで、その後の復旧率が大きく低下します。初期診断は無料の会社が多いで
すが、診断時にディスクの分解をしてもよいか?と聞かれたら必ず断ってください。
分解までして確認してくれる良い会社ではありません。分解することで確認できるの
は、メディア面の損傷だけです。これは経験があれば分解しなくても判断できる
内容です。分解することでその後のお客様の復旧の可能性を限りなく低くする
作業となりますので、初期診断時に必ず確認していただきたい項目です。

ハードディスクの復旧事例

異音がするハードディスクや認識しないハードディスク、起動しないパソコンなどの物理障害に対する復旧実績を公開しています。特にご依頼の多いSeagate製のST2000DM001等の復旧も実績多数ございます。通電や無料診断による状態悪化、復旧不可能になる前にLIVEDATAまでご相談ください。

ハードディスクの復旧費用

HDD

パソコン内蔵ハードディスク、外付けHDD、ネットワークディスクなど、ディスク単体の費用です。2本構成や暗号化ハードディスクは別途お問い合わせください。

  • パソコン
    内蔵
  • 外付け
    HDD
  • ネットワーク
    ディスク
  • ポータブル
    ディスク
障害レベル 障害内容 復旧費用 作業日数
LV1 軽度障害 ハードディスク自体に損傷なし、
データ削除など
44,000円~ 4時間~
LV2 中度障害 リカバリー、基板損傷、
軽度のセクタ不良など
66,000円~ 4時間~
LV3 重度障害 ヘッド不良、モータ不良、
重度のプラッタ損傷など
99,000円~ 1日~
その他 上記エラーが
複合的に発生する場合
最大275,000円
(2TBまで)
1日~

その他の障害一覧

データを削除したり、初期化した様なデータの損傷(機械には問題がない状態)の場合は、すぐに電源を切ることで、状態の悪化を防ぐことができます。また、急にパソコンが立ち上がらない、外付けHDDから異音がする、落としたといった場合は多くのケースが物理障害(機械的な故障)です。電源のOFF/ONを繰り返さずに、すぐにLIVEDATAまでご相談ください。相談は無料です。

物理障害(機械の故障)

機械的な故障は突然発生します。ハードディスクのよくある物理障害の症状をまとめましたので、下記に該当する場合は電源を入れないようにして、すぐに弊社にご相談ください。電源を入れることで、復旧できないくらいに症状が悪化する可能性がありますので注意してください。

論理障害(データ損傷)

オペレーションミス等で発生するデータのトラブルで、削除や初期化等、システムに問題はない状態で、データにアクセスできなくる障害です。削除領域のデータコードが上書きされると復旧できなくなるので、すぐに電源を切って、追加のデータ保存を防止します。

安心保証、プロに任せるデータ復旧

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