HDDの回転がすぐ止まる・回転しないモーター故障
- 回転がすぐ止まる・回転しない、モーター不良は復旧の可能性大です!
- HDD(ハードディスク)の中で、モーターが故障することは稀です。特定のモデルや強い衝撃によりモーターがロックしてしまうと、電源を入れても回転がすぐ止まる・回転しないため、ディスク自体が認識しません。回転しないモーター不良は、高い復旧率が期待できます。まずはLIVEDATAまでご相談ください。
正常なモーター
- 安定した回転
- 正常なモーターは、電源投入後、キュィィィーーンと回転して静かになります。安定した振動でディスクのスペックである回転数を維持します。
不良なモーター
- 動いたり止まったり
- まったく回転しない場合(高い復旧率が期待できる)と、回転数が上がりきらない(回転したり止まったり)を繰り返す場合があります。
モーター不良による障害事例
まったく回転しない- モーターがロックしてしまい、電源を入れても回転しない状態です。故障した時から動きませんので、状態悪化がなく、復旧の可能性が高い障害です。通電は控え、早めにご相談ください。
回転したり止まったり- HDDのスペックである回転数まで上がらずに、早くなったり遅くなったりする不安定な状態です。ヘッドが動かないため、認識することはありません。回転したと思ったら、すぐに止まる場合もあります。
ものすごい大きい音- 壊れているんじゃないか?とPCに詳しくない方でも心配になるほどの大きな音を発生することがあります。すぐに電源を切ってください。お客様自身での分解・修理はお控えください。
データ復旧は ワンチャンス!
診断依頼前に見極めを
ハードディスクは精密機械です。パーツの交換などをしていない状態であっても、一度
分解することで、その後の復旧率が大きく低下します。初期診断は無料の会社が多いで
すが、診断時にディスクの分解をしてもよいか?と聞かれたら必ず断ってください。
分解までして確認してくれる良い会社ではありません。分解することで確認できるの
は、メディア面の損傷だけです。これは経験があれば分解しなくても判断できる
内容です。分解することでその後のお客様の復旧の可能性を限りなく低くする
作業となりますので、初期診断時に必ず確認していただきたい項目です。
LIVEDATAが選ばれる理由
HDDの回転がすぐ止まるモーター不良の復旧方法
HDDの回転がすぐ止まる・回転しないモーター不良の場合、LIVEDATAでのモーター交換は、HDDのアッセンブリ交換となります。簡単に言うと、ボディについているパーツのため、ヘッドやプラッタといったハードディスク内部のパーツを全て取り外して、新しいディスクのボディに載せ替える完全移植の作業になります。ヘッド交換に加え、プラッタ移植を必要とする、HDD復旧の中では一番高度な作業になります。
1ドナーの準備
- 互換性のあるディスクをパーツ用に準備する
- モーターの交換、すなわちハードディスクのボディの交換となりますので、同じモデル名のディスクを準備する必要があります。同じシリーズの回転数が同じボディを流用できるケースもありますが、エンジニアの経験とデータベースから判断する必要があるため、通常は同じモデルのHDDを準備します。
2ヘッド、プラッタの取り外し
- HDDの全分解、バラバラにする
- モーターはHDDのボディ(ガワ)についていますので、ドナーパーツのヘッドとプラッタを全てばらして外し、受け入れ可能な状態にする必要があります。ドナーHDDのヘッドは、もちろん後で使用しますので、故障しないように取り外す必要がありますし、移植するまでの保管方法もかなり気を使います。
3プラッター、ヘッドの移植
- HDDで一番難しいプラッターの移植
- ハードディスクのプラッターはほとんどが複数で構成されています。容量の大きい3.5インチのHJDになるとプラッターが6枚以上入っています。これらをただ外してつけると、HDDは二度と認識されません。プラッタ同士の縦軸にクラスタという概念がありますので、これを1mmもずらすことなく、全てのプラッタを移動させなければいけないのです。
4イメージ取得
- モーター不良のみであればほぼ100%
- モーターの故障の場合、それ以上お客様が電源を入れてもディスク自体が回転しないため、一番大事なプラッターに傷をつけることがほとんどありません。(回転してしまっている場合は別です。)そのため、モーター交換後、ディスク内のデータのコードはスムーズに取得できるケースが多いです。
5データの復旧
- 希望データの抽出と正常性の確認
- モーター障害の場合はデータコードの損傷もすくないため、元々のディレクトリ構造そのままきれいにデータを復旧することができるケースがほとんどです。作業自体は難しい高度な技術が必要ですが、結果としてきれいな状態で復旧されますので、お客様の満足度も高い納品ができ、エンジニアとしてもやりがいがあります。
ハードディスクの復旧事例
異音がするハードディスクや認識しないハードディスク、起動しないパソコンなどの物理障害に対する復旧実績を公開しています。特にご依頼の多いSeagate製のST2000DM001等の復旧も実績多数ございます。通電や無料診断による状態悪化、復旧不可能になる前にLIVEDATAまでご相談ください。
ハードディスクの復旧費用
パソコン内蔵ハードディスク、外付けHDD、ネットワークディスクなど、ディスク単体の費用です。2本構成や暗号化ハードディスクは別途お問い合わせください。
- パソコン
内蔵 - 外付け
HDD - ネットワーク
ディスク - ポータブル
ディスク
障害レベル | 障害内容 | 復旧費用 | 作業日数 |
---|---|---|---|
LV1 軽度障害 | ハードディスク自体に損傷なし、 データ削除など |
44,000円~ | 4時間~ |
LV2 中度障害 | リカバリー、基板損傷、 軽度のセクタ不良など |
66,000円~ | 4時間~ |
LV3 重度障害 | ヘッド不良、モータ不良、 重度のプラッタ損傷など |
99,000円~ | 1日~ |
その他 | 上記エラーが 複合的に発生する場合 |
最大275,000円 (2TBまで) |
1日~ |
HDDの部位別障害
ハードディスクは大きく分けて4つのパーツで構成されています。カチカチと異音がする場合は、2.ヘッドまたは3.プラッタの損傷が多く、回転しないような場合は、4.基板または1.モーターの不良などが考えられます。各部品をクリックすると、その部品の障害と復旧作業の詳細ページにリンクしています。
- 1. モーター(Motor)
- 記録メディア(プラッタ)を回転させます。
モーター故障の対処方法
- 2. ヘッド(HEAD)
- データの読み書きを行います。
ヘッド故障の対処方法
- 3. プラッタ(メディア)
- デジタルデータが記録されます。
記録メディア(プラッター)故障の対処方法
データはプラッタに保存される
- 4. 基板(PCB)
- 電源供給、動作制御するための基板です。
PCB障害・制御チップ障害