ハードディスク復旧

ハードディスク復旧1件あたりの平均作業日数
13.84時間(2日以内)
ご依頼の9割以上が機械的に故障したハードディスクです。多くの法人様、パソコン修理会社様にもご利用いただいています。復旧不可案件もご相談ください。

ハードディスクのプラッター故障

一番大事なデータはプラッターに保存されています
ハードディスクのデータ復旧は、簡単に言えばプラッターに保存されたデータを読込むことです。ヘッドやモーターが壊れても何度でも交換できます。が、プラッターはお客様のデータが保存されているため交換できません、また修理もできないパーツです。プラッタをいかに傷つけずにデータを取り出せるか?が一番重要な部分です。

正常なプラッター

読込エラーも大丈夫
正常なプラッター
正常なプラッターはきれいな面で、エラーがありません。もし読込エラーや遅延が発生しても代替セクターを利用して、データを移行、その後状態の悪いセクター(データ保存の最小単位)を使用しないようにします。このような延命処置を行いながら、正常なデータの読み書きを行っています。

不良なプラッター

セクター不良の発生
不良なプラッター
プラッターに読込や書き込み時にエラーが発生するようになり、そのブロックをセクター不良と言います。コピー時に止まったりしたらセクター不良を疑ってください。また、落としたりしていなくてもヘッドとプラッタが接触してプラッターに傷(スクラッチ)がつくと、ほとんどが復旧できません。

プラッター不良による障害事例

CRC(冗長性)エラー
CRC(冗長性)エラー
外付けHDDなどのデータ通信時に発生することが多いエラーです。セクター不良(読込エラー)等により発生します。発生段階では高い確率で復旧できますので、すぐにご相談ください。
スクラッチ
スクラッチ
バームクーヘンのように、ヘッドがプラッターの表面を削ってしまった状態です。読込できないばかりか、ヘッドを交換しても認識できないため、復旧率は0%になるケースが多い症状です。
指紋などの付着
指紋などの付着
技術力の無いデータ復旧会社で復旧不可だった場合、再作業を依頼いただくと見かけます。触れてはいけない表面に汚れをつけているようでは復旧できなくて当然です。

データ復旧は ワンチャンス!
診断依頼前に見極めを

初期診断時の注意

ハードディスクは精密機械です。パーツの交換などをしていない状態であっても、一度
分解することで、その後の復旧率が大きく低下します。初期診断は無料の会社が多いで
すが、診断時にディスクの分解をしてもよいか?と聞かれたら必ず断ってください。
分解までして確認してくれる良い会社ではありません。分解することで確認できるの
は、メディア面の損傷だけです。これは経験があれば分解しなくても判断できる
内容です。分解することでその後のお客様の復旧の可能性を限りなく低くする
作業となりますので、初期診断時に必ず確認していただきたい項目です。

プラッター不良の復旧作業

プラッターの損傷は、通電時の音で判断できる場合があります。かなり擦るような音がした場合、ほとんどがスクラッチとして表面に見てわかる傷ができています。この症状はほとんどお手上げの状態です。研磨に近いクリーニングを実施することもできますが、難しい作業であり、可能性はかなり低いです。悪化する前にご相談下さい。

1イメージ取得

イメージ取得

読込できない不良セクターをスキップ
ハードディスク復旧専用の設備を使用することで、通常エラーがでてしますセクター不良(読込エラー)をスキップさせることができます。もちろんスキップした部分のデータコードが取得できないのでファイル破損の可能性はでますが、全体から見た場合、それはごくわずかです。HDDがまったく認識できない場合は、分解のステップに進みます。

2ヘッド交換

ヘッド交換

プラッタ面が削れていなければ可能性有
プラッタ面の一番上は直接見て確認できます。ここにスクラッチと言われる丸型の傷がついている場合はほとんど復旧できません。また一番上がきれいでも、下面(プラッタは複数枚ある)が削れていた場合は、粉が全体に散乱しており、フィルタの汚れで確認します。致命的な傷が確認できなければ、ヘッド交換(それ以外に交換できない)を行います。

3イメージ取得2

イメージ取得2

ヘッド故障->交換->取得を繰り返す
交換したヘッドも、メディア損傷によって、電源を入れた瞬間に壊れてしまう場合もあります。一度のヘッド交換で全部のデータコードを取得できることは少ないため、通常、2回、3回と繰り返し行い、可能な限り障害ディスクの情報を100%取得できるように作業を継続して行います。

4分析と復旧

分析と復旧

取得できなかった部分の修復
メディア損傷のディスクを復旧した場合、取得できない箇所が多いため、ディレクトリ構造が破損したり、一部データが見えなかったりします。データコードの分析と全体に対するスキャンを行い、損傷の影響で正常に見えてこないデータに対しても復旧を行い、可能な限り元の状態に近づけてデータを復旧します。ここはもう経験で結果が大きく変わる部分です。

ハードディスクの復旧事例

異音がするハードディスクや認識しないハードディスク、起動しないパソコンなどの物理障害に対する復旧実績を公開しています。特にご依頼の多いSeagate製のST2000DM001等の復旧も実績多数ございます。通電や無料診断による状態悪化、復旧不可能になる前にLIVEDATAまでご相談ください。

ハードディスクの復旧費用

HDD

パソコン内蔵ハードディスク、外付けHDD、ネットワークディスクなど、ディスク単体の費用です。2本構成や暗号化ハードディスクは別途お問い合わせください。

  • パソコン
    内蔵
  • 外付け
    HDD
  • ネットワーク
    ディスク
  • ポータブル
    ディスク
障害レベル 障害内容 復旧費用 作業日数
LV1 軽度障害 ハードディスク自体に損傷なし、
データ削除など
44,000円~ 4時間~
LV2 中度障害 リカバリー、基板損傷、
軽度のセクタ不良など
66,000円~ 4時間~
LV3 重度障害 ヘッド不良、モータ不良、
重度のプラッタ損傷など
99,000円~ 1日~
その他 上記エラーが
複合的に発生する場合
最大275,000円
(2TBまで)
1日~

HDDの部位別障害

ハードディスクは大きく分けて4つのパーツで構成されています。カチカチと異音がする場合は、2.ヘッドまたは3.プラッタの損傷が多く、回転しないような場合は、4.基板または1.モーターの不良などが考えられます。各部品をクリックすると、その部品の障害と復旧作業の詳細ページにリンクしています。

1. モーター(Motor)
モーター記録メディア(プラッタ)を回転させます。
モーター故障の対処方法
2. ヘッド(HEAD)
ヘッドデータの読み書きを行います。
ヘッド故障の対処方法
3. プラッタ(メディア)
プラッタデジタルデータが記録されます。
記録メディア(プラッター)故障の対処方法

データはプラッタに保存される
写真やメールなどのデータ

4. 基板(PCB)
PCB電源供給、動作制御するための基板です。
PCB障害・制御チップ障害
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