データ復旧技術トレーニング

データ復旧技術トレーニング実務エンジニアによる直接指導
完全オリジナル教材による研修
データ復旧サービスの基礎となる障害の種類やファイルシステムの詳細から、HDDの物理障害、RAIDサーバの復旧技術まで、すべてを学べます。

トレーニング
終了のお知らせ

2022年6月をもって、データ復旧技術トレーニングのサービスを終了いたしました。
トレーニング受講者様からのご質問は、お問合せフォームからお願いいたします。

トレーニング内容

基本的かつ最も重要な論理領域の理解・復旧に対する論理障害復旧コース、エンジニアの技術・経験が必要とされる物理障害コースをはじめ、高難易度のSERVER・RAID復旧までお客様のレベルに合ったコースをご選択いただけます。ただし、ステップアップ形式のため、前のコースを受講済みまたは同等の技術・知識があると判断された場合のみ、次のステップにお進みいただけます。

論理障害コース論理障害コース
データ復旧技術の基本となるイメージ取得やバイナリエディタなど、論理的な技術を習得します。
物理障害コース物理障害コース
基板のチップやHDDのヘッド交換など、ハードディスクを分解・組立できる技術を習得します。
RAIDサーバー障害コースRAIDサーバー障害コース
論理・物理の組み合わせ、RAIDやサーバーの分析と復旧方法を習得します。

論理障害コース

本トレーニングは、Windowsの基本ファイルシステムの構造や、データ復旧技術の基本となるイメージ取得や、データ領域を修正するバイナリエディタの使用方法を学習することによって正しい知識と正確な判断、確実な作業でHDDやUSBメモリーからのデータ復旧技術を習得することを目的としています。トレーニング修了後、論理障害はもちろんのこと正確な診断内容から軽度な物理障害の対応まで可能になります。

  • 論理障害イメージ1
  • 論理障害イメージ2
  • 論理障害イメージ3
STEP 1正しい知識と正確な診断方法について
データ復旧は業務の特性上、初期診断および初期の対応が一番重要であり、初期対応によっては復旧が可能な症状も復旧が不可能な状態になることがあります。お客様からの申告内容とハードディスクの通電による異音、発生する障害内容を見極め、障害原因の特定、交換が必要なパーツの選定、所要日数などを算出します。
STEP 2ファイルシステムの分析と修復
データ復旧の基本、安全なイメージング技術を習得します。正確なイメージングを行うことで障害メディアの状態保護とセクター不良の確認ができます。イメージ取得を確実に行えば、障害メディアの状態を悪化させることなく、何度でも復旧作業を行うことができますので、データ復旧作業の中では基本的かつ、一番重要な技術となります。
STEP 3バイナリエディタの使用方法
データ復旧ソフトウェアを利用して復旧した場合、破損データばかりで正常に復旧できない経験はありませんか?バイナリエディターでコード値を確認・修正できるようになれば、このような場合も手動でデータを復旧できる可能性があります。ソフトウェアでは何故復旧できないのか、ファイルシステムの基本原理と修正方法を習得することで、論理障害の復旧率は格段に向上します。

習得スキルファイルシステムの分析と修復

  1. パーティション情報の構成理解と損傷時の復旧
  2. ブート情報の構成理解と損傷時の復旧
  3. FAT情報の構成理解と損傷時の復旧
  4. ルートディレクトリ情報の構成理解と損傷時の復旧

物理障害コース

本トレーニングは、データ復旧技術の中でもハードディスクの物理障害の対応に必要不可欠な技術となる障害原因の診断方法と損傷パーツのヘッド、モーター、PCBなどを交換・修理する技術を習得することを目的としています。トレーニング修了後、カチカチと異音がする、電源が入らない、基板のショートなど、重度物理障害に対する復旧作業が可能となります。

  • 物理障害イメージ1
  • 物理障害イメージ2
  • 物理障害イメージ3
STEP 1ハードディスクのヘッド交換方法
ハードディスクからカチカチと異音がして、認識されない場合や、突然のシャットダウン等によるスティクション障害など、ヘッド不良・ヘッド障害の復旧方法を習得します。各メーカー毎のヘッドの基本情報や、ヘッド交換を実施する場合のヘッドの互換性の確認方法など、ヘッドに関する知識・情報も学びます。
STEP 2ハードディスのモーター交換方法
Toshiba 2.5インチ、Seagate 3.5インチなど、モーター不良の発生率が高い一部のモデルに対する説明と、落下、衝撃等によるモーターロック時の復旧方法を習得します。通常モーター自体を交換はできませんので、ヘッド、プラッターを取り外した後、移植する方法となり、ヘッド交換の技術に加え、プラッター移植の技術が必要となります。
STEP 3ハードディスクの基板交換方法
電源が入らない、基板が焼けた等、基板トラブルが意外と多く発生します。最近のハードディスクの基板にはドライブ情報が保存されているため、基板だけ交換してもハードディスクは認識できません。交換できる基板の互換性や、交換後に必要なROM情報の修正や書き換えなどを習得します。

習得スキルハードディスクの物理障害復旧

  1. カチカチ異音、認識しないハードディスクの復旧
  2. 電源が入らない基板交換の復旧
  3. 落下や衝撃によるモーター不良HDDの復旧

RAIDサーバー障害コース

RAIDサーバー障害復旧コースは、論理障害、物理障害に対応できる技術と経験を保有する企業、エンジニアに対して行われるトレーニングです。ハードディスクを複数台用いた難易度の高いRAID構成のサーバー・NASからデータ領域を正確に分析することで、RAIDのコンフィグ情報の損傷、起動不可、リビルド途中の障害などに対応できる正確な診断能力と復旧技術が習得できます。

  • RAIDサーバー障害イメージ1
  • RAIDサーバー障害イメージ2
  • RAIDサーバー障害イメージ3
STEP 1RAIDサーバーの復旧技方法
RAID0/1/5に対するRAID構成の基礎的な内容から、各種設定方法、論理領域の構成など、RAIDボリュームに関する内容を習得します。論理領域の分析も行いますので、バイナリエディターの使用方法や各種ファイルシステムの基本が必須となります。
STEP 2NASの復旧方法
各種メーカーから販売されているNAS製品に対する復旧技術を習得します。各メーカ、モデル毎に異なるNASのデータ領域を分析し、パターンを見つけ出すことで、復旧時間の短縮を目指します。
STEP 3メーカー別HDD復旧方法
RAID構成のシステムが損傷する原因の一つは、ハードディスクの物理的な損傷です。物理障害を復旧しただけでは復旧できない場合の複合的な損傷が多く、補助的な講習内容となります。

習得スキルRAIDの分析方法

  1. 壊れた順番がわからないRAIDサーバの復旧
  2. リビルド中に故障したNASやサーバの復旧
  3. 各メーカーの特徴的な損傷HDDの復旧

トレーニング会場と費用

東京秋葉原のLIVEDATA本社にて行います。トレーニング資料、機材、ドナーパーツ等は全て弊社で準備致しますので、持ち物は筆記用具のみとなります。セクター計算をするため、桁数の多い電卓もご準備ください。また一回の講義は最大4人までとなります。現在定期的な開催は予定しておりませんので、詳細はフォームからお問合せ下さい。

RAIDサーバー障害イメージ3
住所
〒101-0021
東京都千代田区外神田1-18-19 新秋葉原ビル2F
講習時間
平日 10:00 ~ 17:00
電話番号
03-3526-3450
持ち物
筆記用具 ※機材は全て弊社で準備します。
その他
日程、費用は、調整となりますのでお問い合わせ下さい。
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