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初期診断で全てが決まる!後悔しないデータ復旧会社の選び方【2021まとめ】

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初期診断ですべてが決まる!

とりあえず診断に出そうとしている人、ちょっと待って!

今日はデータ復旧で一番大事な「ハードディスクの初期診断」について詳しく解説します。
初期診断に対して、診断だけだから、無料だからと依頼した結果、失敗した人、後悔した人、ほんとに多く見てきました。
後悔しないためにどうすればいいのか?今日は初期診断について本気で考えてみたので、その内容をお伝えします。

こんにちは。
LIVEDATAの堤です。

livedata代表 データ復旧会社の経営15年、100社以上の同業者社長や取引先との交流を通じて、業界の裏表を知り尽くした私が、正体不明ブログやランキングサイトよりも信頼性のある情報をお伝えします。

 

今回は、みなさんの代わりに、私が「Keyword:データ復旧」で「googleの検索結果100位」までの申し込みフォーム、規約を隅から隅まで、くまなくチェックしてみました
業界の現状を見ると、初期診断に依頼した段階(持ち込んだり送った段階)で勝負は決まった、そんな感じです。
復旧業者選びが難しい、どこも良さそうなことばかり書いてある、違いがわからない!という方は、大事なハードディスクを初期診断に出して後悔する前に、ぜひ読んでみてください。

ここでは、よくある自社宣伝(ウチが一番!)や、広告用のサテライトサイトなどにあるおすすめ業者ベスト5みたいなものは書いていません。
理由としては、おすすめ業者からフィーをもらえないから!ではなくて、初期診断に期待すること、障害の内容、予算など、人によってベストな選択が違うからです。

お急ぎの方もいると思いますので、結論はこちら  

 ●ここでだめなら諦めると思える会社に依頼する
 ●見積もりが必要な場合は、絶対にディスクを分解しないように依頼する

 


|ここでだめなら諦めると思える会社に依頼する

初期診断に出して、内容や対応に満足していない状態、または不満な状態であるにも関わらず、そのまま依頼してしまい、結果的に復旧できたとしてもやっぱりなんか不満、納得できないという方が以外に多いんですね。
さらには復旧できなくても、作業費用だけはきっちりもらいます!って会社も増えてきているので「初期診断に出す=もうその会社に依頼してダメなら諦める」くらいの覚悟で検討に検討を重ねて出さないといけないわけです。

初期診断のどういったところに不満なのか?はこんな感じがほとんどです。

・金額が高すぎる!(最初の電話の問い合わせの2倍、3倍など、聞いてない)
・診断で壊したんじゃ?(依頼前よりも悪い状態を説明され、アレ?そんなハズは。。)
・話がちがう!(復旧不可でも費用請求(しかも高額)、保存ディスクの販売、追加手数料など)

 

満足してない、不満な状態でどうして依頼しちゃうの?やめればいいのに!と思うかもしれませんが、これには当事者にならないとわからない大きな理由があります。
それは、すでに大事なデータが入ったディスクをその会社に預けてしまっているからです。

これはものすごく状態が悪いですね!(その会社の診断を信じるほか無い。。。)
ほかの会社じゃ直せません、できるのはウチだけです!(そんなことはある?冷静に!)
早くデータを復旧しないと復旧できなくなります!(水没等の一部を除いて時間と復旧率は関係なし)
ヨクワカラナイ専門用語がいっぱい。。。(なんだか凄そう。。。なのか?)
今ならここまで金額も下げますよ!どうですか!?(最初の金額、ドコ行った!?)
キャンセルして、また会社探して、依頼して。。時間かかるなぁ。。(気持ちはわかります)

全てに満足は難しいかもしれませんが、後で後悔しないように納得できる会社に依頼したいですね。

 

|絶対にディスクを分解しないように依頼する

故障したハードディスクは、電源を入れれば入れるだけ負荷がかかり、状態が悪化して復旧が難しくなります。
データ復旧専門の会社が専門の機械を使って診断した場合も、設備や技術によって程度の違いはあったとしてもやはり状態は悪くなります。
無料だから、相見積もりが必要だからといって、複数の会社に診断に出す行為は、復旧の可能性を下げて、復旧費用を高くする最悪なパターンです。
その中で、最も気をつけなければいけないのが、一発で致命傷となりうるハードディスクの分解・開封です。
※ここでのハードディスクの分解・開封は、内蔵ディスクの分解を意味しています。

ディスク開封のNG/OK

ハードディスクはもともと修理を想定していない消耗品です。
大きくは4つのパーツで構成されており、最も重要なパーツは「プラッタ(メディア)」です。         
プラッタはデータが保存されている一番重要なパーツであり、交換・修理ができません。         
逆に言えば、プラッタ以外のパーツは故障してもドナー(同じモデルのパーツ)があれば、何度でも交換することができます。※エンジニアの根気と復旧費用による

ハードディスクの内部構成

分解・開封をしない状態でプラッタに接近できるのはヘッドのみであり、電源を入れなければヘッドはプラッタにアクセスしないため、プラッタの状態変化、すなわちディスクの状態悪化(データ復旧率の低下)は発生しません。
ディスクを分解・開封するとプラッタ面がむき出しになってしまい、様々な外的要因によりプラッタの損傷が発生します。

まれに「ディスクが認識しないので、分解して中を確認した。開けただけで何もしてない」という会社の診断を聞くことがありますが、開けただけで何もしない(できない)なら、なぜ開けるのか!とものすごく残念な気持ちになります。それだけで復旧できる可能性が極端に落ちるわけですから。
ディスクを開けてわかることは、プラッタに絶対に復旧できないレベルの傷があるかどうか、落下などによりヘッドが損傷していないか(先端の欠落など)だけです。

顕微鏡でみる
【参考】
データ復旧会社のHPには、顕微鏡でプラッタを検査しているような写真をよく見かけますが、あれはほとんどイメージ戦略です。
白衣と顕微鏡はデータ復旧会社あるあるですから、覚えておきましょう!


話がそれましたが、ディスクを分解することのリスクの説明もなく、初期診断時にディスクを分解されて、復旧の可能性を低くしてしまうケースが本当に多く発生しています。
後でどれだけ後悔しても元の状態には戻せませんので、初期診断を依頼される場合には、ディスクの分解をしないことを申込書や同意書に追記した状態で、作業内容に同意してから依頼してください。
※データ復旧の初期診断はいくつかのパターンがあるので、後で詳しく説明します。

 

|そもそも初期診断は何をする?

ここまで読んで、そもそも初期診断って何するの?復旧できるかどうかがわかるんでしょう?と思われている方が多いと思いますが、そんなことは全然なくて、文字通り初期の診断だけ(状態確認して見積する)をやりますっ!という会社の方が今のところはまだ多い印象です。
つまり、最初からユーザーの希望する内容とデータ復旧会社の実施する実態があってないということなんですね。
さらに、初期診断の定義や範囲がデータ復旧会社ごとに異なるため、すべてを理解して依頼するのはほとんど不可能です。

最初にお伝えした通り、私もこの記事を書くにあたり、改めて「データ復旧」キーワードで検索100位までを調べてみた結果、ほとんどの会社が無料で初期診断をしますと書いてあるにも関わらず、初期診断が何の目的で、どのようなことを、どこまで行うのかはほとんど書かれていませんでした。
※弊社も簡単にしか書いてなかったです。。。。
この結果、ユーザーはデータ復旧会社が提供してくれる範囲と内容を確認できないまま、自分の希望する内容(復旧できるかどうか)を無料でしてもらえると思って初期診断に依頼し、初期診断の結果をみて、自分の期待してたのと違う!不満!となってしまうんですね。
更にはディスクを分解されて、復旧の可能性が低くなって帰ってくる。。。
残念ながら、これがデータ復旧業界の現状です。

初期診断に対するユーザーと復旧会社の認識の違い

じゃあデータ復旧会社は初期診断で何をしてくれるの?会社ごとの違いってなに?どこに依頼したらいいの? という質問がでてきますので、データ復旧会社の行う初期診断の内容とパターンを次に説明しますね。 

データ復旧業界の初期診断とは

初期診断

データ復旧会社の初期診断は、2021年現在、大きく3つのパターンにわかれます。

A 見積もりのための状態確認までを無料で行う会社
B 初期診断で復旧できるデータのリストと見積りを無料で提出する会社
C その他、重度の場合だけ、診断有料など

 

ひとつずつ、解説していきます。

|A.見積もりのための状態確認までを行う会社

多くのデータ復旧会社が行っている一般的な無料の初期診断がこのパターンで、復旧できるできないの結果に関しては、そこまで作業をしないためわかりません。
復旧できるかどうかもわからないのに依頼したくないよ!というお客様のお気持ちもわかりますが、障害の内容もお客様毎に違うため、ある程度の可能性まではわかっても、作業前に可否を断定できるものではないんですね、わかったらエスパーです
依頼前に「復旧できます!」なんて言われたら要注意依頼を受けるための営業トークか、すでに作業を終えている(もしくはもともと壊れていない)の可能性が高すぎだからです。
Aの会社の良い点は、ディスクに対するダメージが少ない(ただし会社による)ため、次の会社に依頼しやすい点です。
費用感が重要な方、予算が決まっている方、見積もりが必要な方は最初に金額がわかるこちらのタイプの会社に依頼するのがいいですね。
また、復旧を依頼しても、全く復旧できないまたは希望データが復旧できない場合、費用は請求されない成功報酬(成果報酬)がほとんどです。
ただし、最近はホームページ上は成功報酬に見えても復旧依頼時には「復旧できなくても〇〇万円はお支払いいただきます。」という会社があると聞いていますので注意が必要です。
復旧依頼時の注意点に関しては、また別の記事で説明します。

診断方法は、障害の発生したディスクを復旧専用の設備(ほとんどはデータ復旧会社なら持っているPC-3000という設備)に接続して、ディスクの状態を確認します。
同じ設備を使って診断するなら、どこの会社に出しても同じと思われるかもしれませんが、設備の使い方と熟練度によって全く違った結果が出ますので気をつけてください。
技術力の高い会社と低い会社では、診断結果が当たり前に変わってきますし、なにより一番大事なディスクに対するダメージが全然違います。

甲:技術力の高い会社
長年の経験・実績から、復旧作業の流れや必要なドナーパーツの個数、作業時間などを余裕をもって算出、的確な診断工程により、ディスクに通電している時間が短く、負荷も少ないため、ダメージは最低限

乙:技術力の低い会社
長時間の通電負荷によりディスクの状態は悪化、故障原因の目処もつかず、分解してヘッド交換しか提案できる選択肢がない状態

項目 甲乙の診断内容
通電 駆動音、回転音を聞き、メディア損傷に注意しながら電源を入れ、認識を確認
−>カチカチ異音やプラッタ面を損傷させる音を確認した場合、すぐに電源を落とす
電源を入れて、専用設備で認識するかどうかを確認
−>電源を入れる場合のオプションやその他の動向にはあまり気を向けず、専用設備を過信
ドライブ情報の確認 低レベル帯で、モデルやシリアル、ファームウェアなどのドライブ情報を確認
−>どこまで正常か、工場設定情報(通常アクセス不可能な設定情報)などから障害状況を切り分け
モデルとシリアルを専用設備で確認
−>専用設備で認識していれば、その他の細かいステータス、プロパティは未確認
リードテスト プラッタの読み込みテストを先頭から行うが、遅い場合や異音発生時は逆方向や領域を変更して実施、複数ある磁気ヘッドを個別制御、読む・読まないを設定してヘッドテストを実施(損傷ヘッド・面の特定)
−>読み込みできない原因が、読み書きを行う側のヘッドなのか、読み書きされる側のプラッタなのか、または両方かを確認
先頭から読み込み、進み具合を確認
−>読み込みが遅い領域も、そのまま進んでいれば様子見で継続
データコード分析 ファイルシステムの損傷有無、暗号化の有無、データコードおよび痕跡によるデータ量チェック、フォルダ構造チェック、RAID構成チェック
−>エンジニアが16進数のデータコードを直接確認、お客様申告の症状を裏付ける損傷の確認およびその他復旧費用に直結する暗号化やRAID構成なども確認
診断時のリードテストとは同時に行わない
−>リードテストおよびイメージコピー完了後に、データ復旧ソフトを走らせる
ドナーパーツ確認 同モデルまたは互換性のあるハードディスクの在庫確認
−>ハードディスクのヘッド、基板、ファームウェアなど、在庫なしの場合は取り寄せ日程の確認
ハードウェアの障害を復旧するために同モデルの在庫確認
−>在庫がない場合、依頼をお断りされるケースもある


どちらも「重度の物理障害でヘッド交換を予定、〇〇円です」という診断結果と見積もりが提示され、レポートだけを頼りにこの会社が甲なのか乙なのか判断しなければいけないのですが、正直いってかなり難しいです。
上記の診断詳細を見たら、誰もが甲の会社を選びますよね?ただ、実際に初期診断を依頼した場合、この診断の様子は全く見せてくれませんし、担当者の説明からだけでは判断できません。

特に技術力の高い甲とは違って、技術力の低い乙は営業寄りの会社が多いので、甲よりも顧客対応がしっかりしているので安心してしまう可能性すらあります。

|どうしたら甲(技術の会社)を選べる?

判別方法の一例をご紹介します。

ホームページの作業環境を確認(クリーンブースや作業を行っている実際の写真があるか)
 ->実際に設備や作業風景など、中身が見える会社を選び、素材サイトの写真だけの会社は避ける
 ->手元だけ、雰囲気だけのやってる風の写真もあるので、見極められると素敵
持ち込みの診断、窓口の対応が可能か確認
 ->持ち込み不可や診断に1日以上かかる場合は、その場で作業をしない外部委託の可能性が高い
店舗は少ないほうがいい
 ->復旧の設備は費用も高いうえに、本物の技術者は限られている
 ->日本全国受付のような会社は営業寄りが多い、もし選ぶとするならラボのある本社に送る
データ復旧以外のサービスは少ない方がいい
 ->データ復旧は多くが成功報酬、復旧できない会社では、売上が無く、他のサービスに手を出す
 ->いろんな事業の中の一つがデータ復旧の会社、データ復旧だけを専門に行っている会社(特に設立10年以上)、どちらが本物の技術をもっているかは明白、そして本物は無駄に高くはない
電話の問い合わせでいろいろ聞いてみる
 ->依頼を急かさない、他社の悪口を言わない、障害や希望の内容をすぐに理解し汲み取ってくれるのはいい会社
 ->顧客の情報をやたらと聞いてくる、質問に別の回答をしてくる、障害内容や状況を説明しても理解してもらえずとりあえず送らせようとするのは良くない会社

 

その他、これはすでに診断依頼をしてしまった後のお話ですが、以下のような会社は、避けられる場合は避けましょう。

診断以外のところでかなりの時間を取られる
 ->HPには診断10分と書いてあったのに、待ち時間が長い、頼んでもいない会社や設備の説明が長い(顧客の時間を大事にしない)

キャンセルの意思を伝えたのに、なかなか返してくれない
 ->いろいろな条件をつけたり、値引き交渉で受注しようとする(限度を超えた営業)

ほとんどの会社が成功報酬(希望データが復旧できない場合は請求なし)となりますが、ホームページ上は成功報酬と書かれていても、依頼時に希望データを指定したり、復旧できなくても作業料を請求される場合がありますので、よく確認してから依頼しましょう。
また、症状によっては乙でも復旧できないということではないので、費用、担当者との相性、依頼のしやすさによって判断することになると思います。

Aの会社の本音

依頼がわからない状態で、診断以上のことをしたらかなりのコストがかかるので、そこまではしないよ。
希望データを指定できない、覚えていないという依頼は作業後のキャンセル率が高く、トラブルになる可能性があるのでリスト先出しの会社に依頼してね。

 

ビジネス的には当然ですね。

 

|B.初期診断で復旧できるデータのリストと見積りを無料で提出する会社

Aの会社はハードディスクの状態の確認と見積だけで、復旧できるかできないかは、作業を依頼した後でなければわかりませんでしたが、Bの会社では、このファイルが復旧できますよ!というデータリストと一緒に見積費用を案内してもらえます。
データが復旧できなかったり、見積が高かったり、どれか一つでも気に入らなければキャンセルできる、すごくいい制度!
Aのやってみないとわかりませんより絶対Bの方がいい!と思いますよね?
ただ、待ってください。わかりにくい落とし穴があります。
それは、Bの診断を依頼した時点で、ハードディスクは復旧作業を始めていて、復旧できた場合だけデータリストと見積りがでるということです。
ん?どういうこと?お金払う約束してなくても先に復旧作業してくれて、いつでもキャンセルできて、とてもいい会社じゃないの?と思うかもしれませんが、そこに落とし穴があります。
これは最初に説明した、初期診断でディスクを分解しないように依頼する理由と同じで、ディスクの状態が取り返しのつかないほど変わってしまうからです。
具体的に上げていくと

ハードディスクに負荷をかけて、復旧作業を行っている
 ->復旧できなかった場合、物理的な処置を行っているため、ディスクが帰ってきても状態が何段階も悪くなっている
 ->見積もりが高額であれはキャンセルは可能、ただしディスクはすでに作業済み(分解されている場合も有り)で、状態が悪くなっている
初期診断にかなりの時間がかかる
 ->診断という言い方の実作業なので、診断だけのAの会社なら1,2時間のところ、3日〜1週間以上かかる場合がある
 ->データリストと見積もりを確認できる頃には何日か経過しているので、再見積もりに出す時間もなく、高くても結局依頼してしまう

見積もり費用に織り込み済み、割高なサービス費用
 ->データリストまで無料なのはキャンセルしたお客様のみ、当然かかったコスト分は見積もりに反映され、成約したお客様に上乗せされていく
 ->企業努力の範囲を超える重度障害(HDDの分解をともなう作業)の場合は、調査費用などの名目で結局別途費用がかかったりする

これらのことから、データがわからない場合や、ディスクに機械的な損傷が無い場合、この会社以外に依頼しない、この会社でダメなら諦める!という場合の選択肢としてはBはとても良いのですが復旧できなかった場合や、見積もりが予算を超えた場合、キャンセルすることはできても、返却されたディスクはもう別の会社に依頼しても受けてもらえないぐらいの状態になっていることがあるというリスクをしっかりと理解した上で依頼する必要があります。
Bの会社の中で、作業前にしっかりとこれらのリスクに対して説明があって、同意をとっている会社は本当に稀だと思いますので良い面だけではなく、リスクとなる面も考えて依頼しましょう。

もし診断を依頼する前に金額を確定することができるなら、作業後の見積もりによるキャンセルリスクは解決できます。
また、作業後のデータを見て、必要なデータがなければ、無料でキャンセルできます。
でも待ってください、あれ?
これって、Aの会社の進め方(金額決めてから作業して、希望データがなければ無料で返却)と同じですよね?
そうです、AもBも希望データが復旧できなければ費用がかからないという部分においては同じであり、費用を先に決めるか、後に決めるか。。。大きな違いはここになります。

Bの会社の本音

データリストまでの作業は技術費、パーツ代がかかるので、キャンセルの保険に成約時の費用は高めに設定してあるよ。
キャンセルされてもディスクの状態は悪くなってるので、他の会社に依頼しても受けてもらえなかったり復旧率が低くなるので、やっぱ高くても最初の会社は技術力あったなと思われるよ。

 

無料サービスのコストは、どこかで回収しなければいけないですね、ビジネスですから。

 

|C.その他、重度の場合だけ、診断有料など

基本はAと同じ無料診断ですが、重度の障害は有料と明記しているような会社もあります。
ディスクの重度障害になってくると、ハードディスクを分解して内部パーツを交換したりその他いろいろな追加作業が必要なんですが、無料診断だけでは明確に判断できないような場合に、別の選択肢を提案するってことですね。

中度以上の物理障害はやってみないとわかりません
 ->中度の費用は案内されるものの、重度だった場合は作業を進めながら後から復旧費用が追加されるため、依頼前に費用が確定されない不安な契約
 ->ヘッド交換1回5万など、診断結果が出なくても作業料を請求される場合もあるので要注意
有料の診断費用が必要
 ->重度障害は診断が有料、無料よりも踏み込んだ診断結果が提供されるものの、復旧結果ではないため必要かどうかは不明

 

復旧の可能性が高い中度障害くらいまでは無料サービスできるけど、復旧の可能性が低い重度障害で、パーツ交換などの具体的な部品代や出費が出る場合は有料ですといった会社ですね。

Cの会社の本音

自社ルールが基本、会社がマイナスにならないように実費に関しては細かく請求しますね

 

復旧の可能性が低いものばかり依頼されたら、さすがにそうなりますよね。。。。ビジネスですから

 

|初期診断別、メリット・デメリットのまとめ

  A.見積もりのみの会社 B.見積もりと復旧結果の会社 C.その他の会社
見積もり すぐに確認できる 作業後に確認できる(何日か必要) 後で増えるまたは有料
復旧の可否 不明、可能性程度 リストで確認可能 不明
ダメージ 小~大(甲、乙の会社による) 大(二度とできないレベルもあり)
日数 30分~1日 2日以上 1日~
成功報酬 復旧できた時だけ 復旧できた時だけ 有料分は支払い
こんな人におすすめ まず金額を確認したい個人
見積もりが必要な法人
複数の会社を検討している人
結果を見てから依頼したい人
ここでダメなら諦める人
希望データが明確でない人
メーカーや地域など制限がある場合

 

A、B、Cのどれかに的を絞って依頼するとして、他にも気をつける項目、たくさんありますので、続けて説明します。

こんな会社はあぶない!危険な初期診断

こんな会社はあぶない

さて、上でも説明したとおり、依頼者の希望する、優先する項目に対応した初期診断を行っている会社に依頼することはわかったけど、一体どうやって調べたらいいの?他に気をつけることある?って感じになったらもう後少しです。

ここでは、セカンドオピニオンとしての依頼が多い弊社にご依頼いただいたお客様の声と、各社のホームページ、申込書、規約を見まくった私が回避すべき会社の初期診断の手口と内容について説明します。
ここさえ回避できれば、安心して依頼できる会社に当たるんじゃないかなと思います。

 検索編 
HPのすぐわかる位置に復旧費用が表示されていない、または探しにくい、最低金額のみの会社は避けるべし
状態は様々なので決まった金額が出せないのは理解できますが、お客様が一番必要としている情報に対し、プロとしてある程度はお客様に情報を提供すべきだと考えます。
実際に診断依頼を出したところ、高額な見積もりが出たためキャンセルしたというお話をよく聞きますので、金額を表示しない理由はあるんだろうなと推測しています。
初期診断の依頼に要した時間、郵送費や移動費、ディスクへのダメージを考えると、お客様にプラスとなる要素がないため、最初から候補に入れないほうがよいのでは?
安いんじゃないか?と期待するのはわかりますので、依頼したい場合は、先に電話して費用を確認することをおすすめします。(明確なものは出せないと思いますので、費用の幅や最低・最高金額、お客様の知りたい情報に対してどのような対応をしてもらえるのか?だけでも確認できるといいですね。)
HP上でリアルな作業環境を掲載している会社を選ぶべし(クリーンブースや作業を行っている実際の写真があるか)
実際に設備や作業風景など、中身が見える会社を選び、素材サイトの写真だけの会社は避ける。実際に作業をしている写真と、やってる風の写真(キレイな作業場や手元だけなど)があるので、を見極められると素敵です。
HP上で専門設備(例:PC-3000など)を過剰にアピールする会社は避けるべし
高レベルのデータ復旧会社は専用設備があって当たり前、それをどれだけ使いこなせるかが結果に繋がります。
最先端の専用設備XXX使ってます!のような過剰なアピールは、逆に設備頼みであることのアピールです。他に書くことが無い求人広告のアットホームな職場です!と同じ感覚ですかね。
持ち込みの診断、その場で診断結果を聞けない会社は避けるべし
持ち込み診断が不可で郵送のみ、または診断に1日以上かかる場合は外部委託している可能性が高いので、セキュリティやマージンを考えるとそこなじゃくてもいいかなと思います。
会社情報が不誠実な会社はさけるべし
会社詳細に電話番号や代表者が書かれていない、特定商取引情報がないなど、重要データを預ける会社としてはちょっと不安じゃないですか?

 

 問い合わせ編 
診断前、診断時の復旧できます!は営業トークの可能性大
復旧できると言われて依頼したのに、復旧できなかったばかりか、作業費用を請求された!本当にあるからびっくりします、気をつけてください!
持ち込みした時に、データの一覧とファイルを開いたキャプチャを見せてもらえた場合のみ、復旧できますを信じてもいいかもしれません。ただ、持ち込み診断時にすぐにデータを見せられるということは、壊れていないという可能性も高いので、説明をしっかり聞いたうえで依頼するか、キャンセルするかを判断しましょう。
同モデルの実績あります!に騙されない
同じモデルのディスクでも重要なのは障害内容であり、実績だけで自分の障害が成功するとは限らない!ということを肝に銘じましょう。実績はあるほうがいいですが、強調する場合は要注意かも。
依頼を迫ってくる会社には警戒を!
今なら復旧できます、時間が経つと復旧できなくなります。は営業トークですのでスルーしてOKです。例外として、水没の場合はできる限り早く復旧する必要があるのと、本当に状態が悪くて認識しないが、今回たまたま認識した!という極レアケースのみです。ただ、その場合も、焦らす感じなら警戒したほうがいいですね。
診断以外の請求に注意・要確認
ディスクの取り外し費用、〇〇専用装置使用料、キャンセル料など、無料初期診断の裏側の隠れた費用が無いか確認してください。例として、弊社でかかる費用は、郵送なら往復の送料、持ち込みなら交通費だけです。診断依頼までが長い、診断が長い、見積もりまでが長いなど、お客様自身の時間が取られる場合も損失と言えますね、むしろこちらのほうが大きいかもしれません。

 

|安心して依頼するために

いかがでしょうか?
怖いのは情報を知らない状態で、相手の情報を鵜呑みにしてしまうことであり、これはどの業界でも同じです。
注意すべき点がなんとなくでもわかれば、いざという時に「あれっ、これって。。。」と冷静になることができ、決断に迫られなくてもすみます。
怪しい、なんか違うと感じたらすぐに止まってください、HDDの電源を入れなければ状態は悪化しないですし、その会社以外にいくらでも相談できる会社はあるはずです。

まとめ

お客様のディスクの状態、ご予算、緊急度、地域によって、ベストなデータ復旧会社は変わってきますが、ワースト(最も悪い、依頼してはいけない会社)はみんな同じだと思います。
これらの悪業者を避けて、納得のできる依頼にしましょう。

|1.初期診断で全てが決まる!無料だからと安易に依頼しないこと!

 ●ここでだめなら諦めると思える会社に依頼する
 ●見積もりが必要な場合は、絶対にディスクを分解しないように依頼する

まとめ1ーユーザーとデータ復旧会社との認識の違い

 

|2.データ復旧会社の初期診断はおおまかに3種類

A 見積もりのための状態確認までを無料で行う会社
B 初期診断で復旧できるデータのリストと見積りを無料で提出する会社
C その他、重度の場合だけ、診断有料など

 

費用なのか、時間なのか、結果なのか、自分の重要視する内容を元に、リスクを含めて診断を依頼する会社を選ぶ!

  A.見積もりのみの会社 B.見積もりと復旧結果の会社 C.その他の会社
見積もり すぐに確認できる 作業後に確認できる(何日か必要) 後で増えるまたは有料
復旧の可否 不明、可能性程度 リストで確認可能 不明
ダメージ 小~大(甲、乙の会社による) 大(二度とできないレベルもあり)
日数 30分~1日 2日以上 1日~
成功報酬 復旧できた時だけ 復旧できた時だけ 有料分は支払い
こんな人におすすめ まず金額を確認したい個人
見積もりが必要な法人
複数の会社を検討している人
結果を見てから依頼したい人
ここでダメなら諦める人
希望データが明確でない人
メーカーや地域など制限がある場合

 

|3.避けるべき悪会社の手口と内容

HPのすぐわかる位置に復旧費用が表示されていない、または探しにくい、最低金額のみの会社は避けるべし
初期診断の結果、想定外の高額見積もりになることが多い。電話等で費用の幅や最低・最高金額、お客様の知りたい情報に対してどのような対応をしてもらえるのか?だけでも確認できるといいですね。)

HP上でリアルな作業環境を掲載している会社を選ぶべし(クリーンブースや作業の実写真)
技術の無い会社の診断では状態が悪化してしまう
HP上で専門設備(例:PC-3000など)を過剰にアピールする会社は避けるべし
どれだけいい機械も使い方によって結果がことなる、機械じゃできない領域がある
持ち込みの診断、その場で診断結果を聞けない会社は避けるべし
外注の可能性とそれにともなうリスク(費用マージン、個人情報の移動など)を考える
会社情報が不誠実な会社はさけるべし
顧客の安心を考えない会社には依頼しない
根拠のないアピール、決断を急かす会社は避けるべし
今なら復旧できる、お客様だけの特別金額、ウチしかできない、実績ありますなど、怪しいキーワードが出たらすぐに退散
診断以外の請求に注意・要確認
ディスクの取り外し費用、〇〇専用装置使用料、キャンセル料など、無料初期診断の裏側の隠れた費用が無いか確認する

 

急ぎであっても、焦っていても、一旦落ち着いて3社以上をチェック&電話で問い合わせしてみるのがいいですね。
誰でも気持ちよく依頼できるデータ復旧業界を目指して!

 

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