IODATA ストレージサーバー、重度物理障害からのデータ復旧に成功

障害メディア情報

メーカー
IO DATA
シリーズ/モデル名
HDL-Z2WM4C2
NAS容量
2TBx2
RAID構成
RAID0(DATA)とRAID1(OS)
障害内容

ファイルサーバーとして使用しているストレージサーバーへアクセスが出来なくなった。
HDD2台の内、1台はアクセス可能だったがもう1台はアクセスできなかった。
RAID1の為、片方のHDDからデータを取り戻せると思っていたが、出来なかったのでデータ復旧業者に依頼する事にした。

 

復旧作業内容

作業所要時間
2日
復旧希望データ
ワード、エクセル、パワーポイントのオフィスデータやPDFなど
復旧率
99%以上
障害箇所
HDD2台共に磁気ヘッドが損傷しており、セクター不良によるメディア損傷も発生していた。重度物理障害
作業内容と復旧結果

HDD診断の結果、2台共にメディア損傷および磁気ヘッド破損を確認。
クリーンブースでHDDを分解し、破損部品の磁気ヘッド交換を行い、99%以上のイメージ取得に成功。
論理領域を分析した結果、OS領域がRAID1、データ領域がRAID0で構成されている事を確認。
更なる解析を進め、仮想RAIDを構築し、ファイル・フォルダ単位でデータの復旧作業を実施致しました。


ファイル数:1529282個
データ容量:948GB

エンジニアからの一言

エンジニア

HDDにエラーが発生した場合、通常なら故障したHDDを交換すれば本体が自動でリビルドを行うのでサービスを停止せず運用可能ですが、
RAID構成されたHDDは稼働時間は基本的に同じなので経年劣化によって1台が故障するともう1台も近いうちに故障する可能性がございます。
タイミングが悪く2台共に故障した状態でも諦めずにLIVEDATAへご相談下さい!

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