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MacがHDDを認識しない!確認すべき3ポイントと対処法5選

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MacがHDDを認識しない!確認すべき3ポイントと対処法5選

MacBookに外付けHDD(ハードディスクドライブ)を繋いだ時、認識しないことがあります。
大事なデータが入っているHDDが確認できないと、不安になりますよね。
我々データ復旧の専門業者LIVEDATAの元にも、「HDDを認識しない」などの理由で問い合わせが来ます。

この記事ではMacでHDDを認識しない場合の確認ポイントと対処法を解説します。
焦らずに1つずつ一緒に確認してみましょう。
問題が解決できる可能性があります。

異音がする・異臭がするなど、明らかに故障していると以降の対処法では状態が悪化してしまいます。
その場合はまず下記リンクよりご相談ください。

相談と見積もりは0円

Macが外付けHDDを認識しない時に確認してほしいこと3選

Macが外付けHDDを認識しないときのすぐにできる3ポイントです。

  • ケーブルやアダプターの接続を確認
  • Macを再起動してHDDを挿し直す
  • MacのソフトウェアやOSのバージョン確認

1つずつ確認方法を説明します。

確認①:ケーブルやアダプターの接続を確認する

MacがHDDを認識しないのであれば、ケーブルやACアダプターの接続を確認しましょう。
HDDの電源がOFFになっていたり、パソコンに接続できていなかったりするからです。

具体的には下記項目をチェックしてください。

  • ケーブルやACアダプターの接続部が緩んでいないか
  • ケーブルやACアダプターの金属部分が錆びていないか
  • ケーブルが断線していないか
  • 他のUSBポートやコンセントに挿し直し
  • 他のケーブルやPCでは認識できるか

ケーブルやアダプターの接続をまずは一通り確認してみましょう。

確認②:Macを再起動してHDDを挿し直す

Macを再起動することで、HDDが認識されることがあります。
パソコンのスタートアップ時の処理がうまくいっておらず、認識しないことがあるからです。

このときHDDを挿したまま行わないでください。
起動が完了してから、HDDを接続しましょう。
再起動するだけでHDDを認識することはよくあります。

確認③:MacのソフトウェアやOSのバージョン確認

HDDが認識されないときは、MacのソフトウェアやOSのバージョンも確認してください。
最新のものに更新されていますか。
バージョンが最新でないと、不具合やバグが含まれていることがあるからです。

HDDを認識しないときに限らず、ソフトウェアのバージョンは最新に更新しましょう。
こまめなバージョン確認と合わせて、バックアップも行うとなお安心です。

Macが外付けHDDを認識しないときの対処法5選

上記のポイントを確認しても、MacがHDDを認識しないのであれば、次の対処法を試します。

  • 外部ディスクを表示させる
  • HDDをフォーマット
  • ディスクユーティリティからマウント状態を確認
  • FirstAidを実行
  • fsckコマンドで修復

それぞれの対処法の手順を紹介します。

対処法①:外部ディスクを表示させる

まずはFinderの設定から外部ディスクを表示させてみましょう。
認識しないのではなく、HDDのアイコンがデスクトップに表示されていないだけの可能性があります。

確認方法は下記の通りです。

①「Finder」から「設定」をクリック

Finder>設定

②「一般」にあるデスクトップに表示する項目で、外部ディスクにチェックする

Finder設定>一般

この設定を行うと、デスクトップに外部HDDのアイコンが表示されます。

対処法②:フォーマットする

フォーマットを行うのも、対処法の1つです。
フォーマットとは初期化のことですが、HDDをOSが使用可能な形式にする役割もあります。

  • HDDを購入後初めて接続する
  • Windowsで使っていたHDDを初めてMacで使う

上記に当てはまる場合は、フォーマットを行いましょう。

フォーマットには形式があります。
使用するOSで選択すべき形式が変わるので、適当なものを選択してください。

  • APFS:Mac(OS10.13以降)で使用
  • HFS+:Mac(OS10.12以前)で使用
  • NFTS:Windowsで使用
  • exFAT:MacとWindowsどちらでも使用

Macのみで使う予定であればAPFSを選んでください。
フォーマットは下記に従って行います。

①HDDをMacに繋ぐ
②「Finder」を開く
③「移動」から「ユーティリティ」をクリック

移動>ユーティリティ

④「ディスクユーティリティ」をダブルクリック

ユーティリティ>ディスクユーティリティ

⑤サイドバーから「すべてのデバイスを表示」にチェックを入れる

サイドバー>すべてのデバイスを表示

⑥該当のHDDを選択し、「消去」をクリック

消去ボタン

⑦ドライブに分かりやすい名前を付け、フォーマット形式で「APFS」を選択

フォーマットの画面

⑧「消去」をクリックしHDDのフォーマットが終了

フォーマットにより、HDDがMacで使用可能な状態になると認識されます。

フォーマットは初期化なので、データが消えます。
Windowsで使っていたHDDをMacで使うためにフォーマットするのであれば、データのバックアップを取ってから行いましょう。

対処法③:ディスクユーティリティからマウントの確認

ディスクユーティリティからマウントの確認をしてみましょう。
マウントとはMacがHDDを認識し利用可能な状態にすることを指します。
つまりマウントされていないと、HDDが認識されません。

ディスクユーティリティの確認手順です。

①「Finder」を開く
②「アプリケーション」から「ユーティリティ」をクリック
③「ディスクユーティリティ」をクリック
④画面左のツリーに該当のHDDが表示されているか確認
⑤該当のHDDの表示が薄ければ「マウント」をクリック

マウントのボタン

マウントすることでMacがHDDを認識し利用可能な状態になります。

対処法④:FirstAidを実行

HDDを認識しないときFirstAidを実行する方法もあります。
FirstAidを実行すると、エラーが修復・復旧されることがあるからです。

FirstAidは下記の方法で実行できます。

①「Finder」を開く
②「アプリケーション」から「ユーティリティ」を選択
③「ディスクユーティリティ」をクリック
④画面左のツリーから該当のHDDを選択
⑤「FirstAid」をクリックし画面に従いFirstAidを実行

FirstAidのボタン

これでFirstAidが行われ、エラーを修復しHDDを認識する可能性があります。

対処法⑤:fsckコマンドで修復する

fsck(ファイルシステムチェック)コマンドには、エラーを修復する機能があります。
エラーを修復することで、HDDが認識される可能性があるので試してみましょう

fsckコマンドで修復する手順です。

①「Finder」を開く
②「アプリケーション」をクリック

移動>アプリケーション

③「ユーティリティ」から「ターミナル」を選択

ユーティリティ>ターミナル

④「$/sbin/fsck-fy/dev/○○○」と入力しEnterキーを押す

ターミナルの画面

 ※○○○はディスク名で、対処法③のディスクユーティリティにて表示される名前です。

この方法でエラーが修復されHDDが認識される可能性があります。

ただしこの方法は状態を悪化させてしまうことがあるので注意です。

  • HDDが認識されない理由が分からない(故障の種類が不明)
  • コマンド入力が不安
  • ディスク名に自信がない

このような場合、無理して行う必要はありません。
とくにHDD内に保存されているデータが大切な場合は、データ復旧の専門業者へ相談する方が近道です。
LIVEDATAでは無料で相談と見積もりを承っております。

相談と見積もりは0円

対処法を試してもMacがHDDを認識しないなら修理or復旧

対処法を試してもMacがHDDを認識しないのであれば、修理を行うかデータ復旧を行う必要があります。

  • 修理:HDDを使える状態にすることが目的(データは初期化される)
  • 復旧:HDDのデータを取り出すことが目的

修理方法と復旧方法をそれぞれご説明します。

修理方法:メーカーへ相談

HDDの中のデータが不要であれば、HDDを修理しましょう。
HDDを購入したメーカーにお問い合わせください。

ただし古いHDDの場合、経年劣化で故障していることも考えられます。
新しくHDDを買った方が安く済む場合があるので、修理費とHDD購入費を比較してみてください。

復旧方法:ソフトを使用するか専門業者へ相談

HDDのデータが必要であれば復旧しましょう。
復旧方法は2種類あります。

  • データ復旧ソフトを使用
  • データ復旧の専門業者へ相談

メリットとデメリットを理解した上で、どちらを選択するか決めるのをおすすめします。

復旧方法①:データ復旧ソフトを使用

HDDのデータを復旧するために、復旧ソフトを用いる方法があります。
メリットは以下の通りです。

  • 家で手軽に試すことができる
  • 専門業者に出すより安い

デメリットはこちらです。

  • 故障の原因によっては復旧できない(買って無駄になる)
  • パソコンが苦手な人には操作が難しい
  • 故障の状況が悪化する可能性もある

データ復旧ソフトは手軽に試すことができる反面、無駄になる可能性もあります。
メリットとデメリットを天秤にかけて、復旧ソフトの使用を検討しましょう。

復旧方法②:データ復旧の専門業者へ相談

HDDのデータを復旧するために、専門業者に相談する方法があります。
データ復旧ソフトよりは高価ですが、お金を無駄にしたり状況が悪化したりする可能性は防げます。

データ復旧の専門業者の選び方とコツはこちらの記事で解説しています。
もちろんLIVEDATAにご依頼いただくのも大歓迎です。
お見積もりや初期診断は無料で行っておりますので、安心してご相談ください。

相談と見積もりは0円

まとめ:MacでHDDを認識しないときの最終手段は「専門業者へ相談」

Macが外付けHDDを認識しないのであれば、ケーブル類の確認や再起動を試してください。
確認後、認識しないのであればMacのFinder設定やフォーマットから対処しましょう。

これでも解決しない場合はプロに頼るのが一番です。
データ復旧の専門業者へ相談しましょう。

LIVEDATAでは高い技術を持った技術者たちによって、データ復旧作業を行っています。
見積もり価格を聞いてから、依頼を決定していただいて構いません。
まずは下記リンクよりご相談ください。

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